予防歯科

予防歯科とは

予防歯科では、「虫歯や歯周病になってから治療するよりも、発症しないように予防しよう」という考えで、お口の中のクリーニングや検査、フッ素塗布などの予防処置やブラッシング指導などを行っています。虫歯や歯周病を防ぐには、歯科医院で行うプロフェッショナルケアと、日常のセルフケアの両方を充実させる必要があります。

なぜ予防が必要なのか?

検診で虫歯や歯周病の「リスク」を判断し、一人ひとりに応じた予防を行います。歯の寿命をできるだけ長くすることが予防歯科の目的です。
車には車検制度があります。タイヤやブレーキ、エンジンなどの具合を見て、悪いところがあれば修理・交換をして、安全を確保しはじめて安心して乗れるようになります。歯科の場合も、歯のメンテナンスや治療をしますが、自動車と決定的に違うのは、ご本人の歯がいちばん優れているという点です。悪くなってしまった歯を樹脂や金属に交換しても、ひとの体にとっては異物です。いつまでも自分の歯で食べられること、笑えること、おしゃべりできることが、健康で幸せに生きる秘訣のひとつだと考えています。

保険の適用内で定期健診を

歯周病の原因のひとつに、ストレスによる免疫力の低下があります。なにも対策を施さず歯周病を放置すると、保険外の治療となってしまう場合があります。その治療費で悩みが増え、そのストレスでさらに不眠になり、ますます免疫力が下がってしまうということにもなりかねません。また、口は胃や腸への入り口ですから、口腔内で歯周病菌が多くなると菌が血液や呼吸器内に入り込み、心筋梗塞、動脈硬化症、肺炎、早産などを起こしやすくなります。
このような悪循環を断つためには予防がかならず必要です。そのため、私は治療後の定期検診がゴールだと考えています。

当院でのお口のケア

PMTC

歯科医師や歯科衛生士が専用機器を用いて行うクリーニングです。高い予防効果があり、お口もスッキリします。

スケーリング

歯石は歯周病を悪化させますが、歯磨きでは落とせません。そのため定期的にスケーリングの処置を受けましょう。

TBI(ブラッシング指導)

TBI(ブラッシング指導)を利用して、毎日のセルフケアの質を上げると、虫歯や歯周病を予防しやすくなります。

ご自身でできるセルフケア

ブラッシング

歯垢をしっかり除去すること、歯と歯の間や歯と歯肉の間にもブラシの先が当たるように、小刻みに動かすことを心がけましょう。また、力が入ると歯肉を傷つけてしまうこともあるので、ブラシの持ち方にも注意が必要です。歯科医院では、磨き残しの傾向を踏まえた歯磨き指導を行っていますので、ぜひご利用ください。

デンタルフロス

デンタルフロスは、歯ブラシでは落としにくい場所のよごれを除去するために有効です。特に歯と歯の間に張り付いたバイオフィルムは歯ブラシだけでは落としにくいので、ぜひデンタルフロスもセルフケアに加えてください。使い方がわからない場合、当院でも丁寧に指導いたしますので、遠慮なくご相談ください。

生活習慣の改善

虫歯や歯周病は日常の生活習慣が、発症・悪化に関係しています。どちらも感染症ですから、生活のリズムの乱れや、食生活にかたより、睡眠不足などがあると免疫力が低下して、リスクが上がるのです。そのため、日々規則正しく生活すること、バランスの良い食生活を心がけてストレスをためないことが重要です。

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