ブログ

カテゴリー:

子供とお母さんの歯

  • ブログ

マタニティ歯科

​〇赤ちゃんのお口の健康を守るために

「マタニティ歯科」とは、ホルモンのバランスの変化でお口の中が不安定になりがちな妊婦さんを対象にした歯科診療で、歯周病・虫歯の予防と早期発見のための口腔内検診やクリーニング、また口腔衛生指導や栄養指導も行います。

マタニティ歯科の受診は、お母さんのお口の健康を守る上でも、生まれてくる赤ちゃんのお口の健康を守る上でも、とても大切です。

〇妊娠中に歯科治療をして大丈夫なの?

妊娠中の方が歯科治療を受ける際に一番気になるのは、お腹の赤ちゃんへの影響でしょう。

まずレントゲン撮影についてですが、マタニティー歯科では基本的にレントゲン撮影を行ないません。

仮に口腔内の状態を把握するために、レントゲン撮影が避けられない場合も、歯科で使うレントゲンの放射線量はごくわずかですし、護身用のエプロンで腹部を守ることで、被爆のリスクはさらに軽減されます。肉眼では判断がつかいないレベルの「隠れ虫歯」については、レントゲンを使うことなく、最新のレーザーで発見することが可能です。

局所麻酔に使う麻酔薬についても同様で、ごく微量であるため胎児への影響はほぼ皆無といってもいいでしょう。

〇ママのキスは虫歯の元!?虫歯は感染症です。

赤ちゃんは、お口の中に虫歯の原因菌が一つもいない、真っさらな状態で生まれてきます。

それが成長とともに周りの大人の唾液を介して虫歯原因菌に感染していきます。

虫歯原因菌は歯がなければ、口の中に入っても感染しません。

ですから、特に気をつけなければならないのは、歯が生え始める生後6ヶ月から乳歯が生え揃い、しっかり歯磨きや予防ができるようになる3歳までの時期です。

この間は、いくらお子さんがかわいくても唇へのキスはグッと我慢し、食べ物を口うつしであげることや、お箸やスプーンの共有も避けましょう。

〇赤ちゃんはいつから「歯医者デビュー」させるべき?

生後6ヶ月頃、乳歯が顔を出したらそれが歯医者デビューのサインです。

乳幼児の虫歯は、乳歯が永久歯に比べて柔らかく、唾液による再石灰化の力も弱いことから進行が早く、大人以上に定期健診による早期発見・治療が重要になります。

やわらかい乳歯を虫歯から守るにはフッ素塗布が有効です。フッ素には、歯の表面を硬くする効果や、歯の再石灰化を促進する効果があります。

ご予約はこちら

ページトップへ戻る